スイスのチューリヒで、安楽死の禁止
および安楽死を求める外国人の受け入れ禁止の是非を問う住民投票が行われ、
大多数が現状維持を選択し、両発議ともに否決されました。
安楽死の禁止に賛成票を投じたのはわずか15.5%
外国人の安楽死受け入れを禁止すべきとした人も約22%にとどまりました。
スイスでは1941年、医師以外で利害関係のない人の手による自殺ほう助を認めており、
チューリヒでは毎年200人近くが自らの意思で命を絶っています。
世界で最も進歩的とされるスイスの安楽死制度を利用するため、
外国人の末期患者がスイスを訪れる「自殺ツーリズム」が多く行われています。
ただ、自殺ツーリズム参加者の増加や、
末期患者以外で安楽死を求める人の数が増えていることが判明したことを受け、
安楽死の是非を問う白熱した議論が行われていました。
スイス政府はこれまで、自殺ほう助について、適用対象を末期患者のみに限定し、
かつ自殺ツーリズムを制限することを目指し、
法律の改正を検討していることを明らかにしています。
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