米ニューヨーク州の高級住宅街イーストハンプトンにある空港滑走路でロックコンサートが
8月中旬に開催されることになり、近隣の動物保護施設が保護している動物
150匹に対して防音用耳あての利用や精神安定剤の投与を計画している。
このコンサートに懸念を示しているのは、空港に近い動物保護施設
「アニマル・レスキュー・ファンド」の責任者、サラ・デビッドソン氏。
8月13─14日に開催される「ミュージック・トゥー・ノウ・フェスティバル」では、
2日間にわたって朝10時から夜10時まで周辺地域に大音量が響き渡るとみられている。
コンサートには、今年4月に行われたウィリアム英王子とキャサリン妃の結婚パーティーでも
演奏した英ポップ歌手エリー・ゴールディングなどが出演する予定で、
1日6000人近くの観客が集まるとも見込まれている。
ロックを聞くことが動物たちに悪影響を与える可能性があると懸念するデビッドソン氏は、
耳あてや精神安定剤を用意するほか、
静かなクラシック音楽を施設内に流すことを対策として検討。
安定剤投与などの判断は獣医が行うといいます。
同施設は空港の主要な滑走路から近い場所に位置しており、
大音響のロック音楽も飛行機のエンジン音にかき消されるとみられている。
ただ、動物たちはエンジン音には慣れているものの、
ロックの重低音などにはどう反応するか分からないといいます。