英豪華客船タイタニック号の沈没事故から4月15日で100年を迎えるのを前に、
英国・北アイルランドのベルファストで、博物館「タイタニック・ベルファスト」がオープン。
ベルファストはタイタニック号の進水地。
9700万ポンド(約129億円)をかけて建設された同博物館は
タイタニック号の船体のような形をした6階建てで、高さも同船と同じに造られた。
館内には、同船がたどった悲劇や1900年代初期のベルファストを伝える
約3000点に及ぶパネルの展示や映像が上映される。その中には未公開映像も含まれている。
同博物館は、すでに20カ国から約10万人の予約があるとし、
海外から年間12万5000人の来訪者を目指している。
タイタニック号はベルファストで進水後、英南部サウサンプトンの港に移動。
その後、米ニューヨークに向かって航海中の1912年4月15日未明に氷山に衝突し沈没。
乗員乗客のうち、約1500人が命を落とした。同船は今でも約4000メートルの海底に沈んでいる。