2014年06月24日
沖縄情報.3
沖縄のユタとノロ両者の違いは
ユタは、個人の依頼を受け、個人の禍福吉凶を占ったり、一般の人達の生活に必要な
祖先を敬う気持ち、祖先の祭り方、子供の結婚の時、家の新築の時、等々、
一般の人の生活に密着していて、死者の意思を遺族たちに伝えたりもします。
ユタは、民間霊媒師(シャーマン)であり、霊的問題のアドバイス、解決を生業とする。
本人が 突然、何からの霊的存在に憑かれた状態(カンガカリ)となる巫病(ふびょう)を経て、
次第に霊的能力をそなえるようになることが多い。
一般にユタの力は古くから広く信じられており、凶事に当たった場合や原因不明の病気、
運勢を占いたいとき、冠婚葬祭の相談など、吉凶や不幸の原因を占ってもらう習慣があり
こうした行為は「ユタ買い」といわれ、通常、ユタは相談料をもらって問題解決にあたる。
たとえ霊的な効果はなかったとしても、信じる事で精神的な癒しを得られる事がある。
そのため精神的に不安定な患者に対し、医者がユタを勧める例もあり
沖縄県には「医者半分、ユタ半分」ということわざが古くからある、
ユタは男女とも神によって選ばれ、神霊から授けられた霊能力を持ったものが修行を積んで、
初めてユタとして認められます。

ノロとは琉球国時代に、各村々に置かれた「司祭者」の事だそうです。
ノロは、神と交信し、神を憑依させることができるのは女性に限定されているため、
神官であるノロはすべて女性で昔、琉球王朝の王の姉妹の聞得大君がノロたちを統率していた。
ノロは王府から辞令書で任命され、行政に関与し、
公的祭事を司る、政治的、宗教的権威をもつ公的な存在で、神事をやります。
宗教概念上、ノロはこれら琉球の神々と交信することのできる存在であり、
また祭祀の間はその身に神を憑依し、神そのものになる存在とされている。
そのため、ノロは神人(かみんちゅ)とも呼ばれ代々血縁によって受け継がれるそうです。
神人(カミンチュ)の中でも上の位はノロ(祝女)と呼ばれ、民間に浸透していたユタとは別格です。
琉球王国以来の聖地であり、古代の信仰を現在も残しているといわれる久高島には
「男は海人(うみんちゅ)、女は神人(かみんちゅ)」なる常套句が残っており、
かつて男性は労務に女性は神職に従事した社会であったことを言い伝えています。

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Posted by Loco at 13:50│Comments(0)
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